
2005年:Firenze編
(その3)フィレンツェ編 ※長いです
2月17日
夕方5時過ぎにJALユーロエクスプレスバスにて宿泊ホテルの「ホテルロンドラ」前に到着。
チェックインは当然自分でするのですが、これといって難しい事もないので、そのままパスポートを見せてサインをしてチェックイン終了。
このホテルも4星ですが、ビスコンティパレスのように改装直後というわけではないため、多少の老朽化は見られますが、フロントもロビーもレストランも快適で(レストランは改装したようでした)お部屋も広々、とまでは言いませんが実用十分な装備もあり、空調もお湯も問題なく快適でした。
ただ、バスタブはお湯を張ってゆったりつかるにはちょっと抵抗があるかなぁ、というような感じ。汚れているわけではないんですが、日本人的な「キュッキュ」ってするような清潔感でもない、という感じがわかりますか?
到着した日はさっそくホテル近くのトラットリアだか、リストランテだか、その中間のようなお店に行ってみました。
('
Otello ' Ristorante )
現地の人も待っているようなお店だったんですが、中に入ってびっくり、そっちこっち日本人のツアー客だらけ。
それも、例のたちの悪い系の(笑)
これはしまったと思っていたんですが、そのうちツアーの方々はくもの子を散らすようにいなくなり、入れ代わりに8時半を過ぎたころから地元の人たちでにぎわうようになりました。
出されるメニューは日本語のものもありましたが、味はおいしく、量はたーっぷり。
前菜とプリモでお腹いっぱいのところにどーんとセコンドがやってくるって言う感じ。
牛肉をローストしてルッコラをこれでもかっていうくらい乗っけたものをメインにしたんですが、これが美味い。美味いんだけれどお腹がいっぱい。二人で半分も食べられない。→どうしよう→★→ポルタビア、ペルファボーレで一件落着。
フィレンツェは昼間はそうでもなかったんですが、日が暮れると本当に寒い。
地元の人も「寒い」と言っていたので、たまたま寒かったらしい。
で、ちなみに僕たちが帰った翌日は雪が降ったとか、言っていたのでもっと寒かったんでしょうねぇ。
2月18日
日本からウフィツィ美術館を予約していたので、予約表を持って9時45分に予約専用入り口から入場。
この時点で、並んでいる人の列に表示されていた待ち時間は60分から90分でした。
インターネットからオンライン予約ができるので、ぜひお勧めします。
入り口を入るとセキュリティチェックがあり(ヴァチカン博物館でもサンピエトロ大聖堂でもでもあります)そこを抜けると、特に予約表をチェックする人もいないまま「あっち」とか言われて進みます。
で、3階(かな)の美術館入り口に人がいて一応チェックしているって言う感じでした。
でも、予約表を見せようとしたら「いいから入んな」みたいに促されて、そのままさっくり入場と言うあっけなさ。
よく、入り口で予約番号を間違えてトラブルになるとか聞いていたので、少々拍子抜けしたくらいです。
ぼくはウフィツィ美術館は2度目なのでもっぱら解説係となりました(笑)
なぜかというと、予約入り口から入ると展示物の説明のイヤホンと言うか、あれ、なんていうのか知りませんけど、要するに日本語で解説してくれる機械を借りるところがなかったので(気が付かなかった)ガイドブック片手に説明することに相成ったと言うわけです。
でもって、無事美術館めぐりを終え、広場でまたまた展示即売(?)の風景画を購入。
ここでは僕と同い年の物静かなお姉さまがとても柔らかな画風の水彩画を並べていたのが目にとまったのでした。
値段とか、価値とかではなくてその人の人柄がよく出ている絵だったので即購入。
お気に入りの一枚として額装待ちです。(30ユーロだったかな。元画廊勤めの僕としては安いと思った。)
お土産が結構かさんでしまったので一旦ホテルに戻って簡単に昼食を取ってから午後はいよいよクーポラ登頂!
これも2度目なので、つらいところは判っていたつもりでしたが、いざ取り掛かるとやっぱりぜいぜいしますね。あ、入場料は6ユーロになっていました。
狭い階段の一方通行だから途中で逃げられないし、がんばるしかないか、な。
そばの塔だったらエレベーターで登れるそうですが、クーポラのほうが高いし、問題なくこっちでしょ。
奥さんは高所恐怖症なので「きゃーきゃー」言っていましたが…
クーポラを降りてきてから近所のお店を回って、百貨店とかを回って、ぐるぐるぐるぐる・・・最後はスーパーでお買い物。果物とかサンドイッチとか。。
アー疲れた、と言うことでホテルに帰りました。
この夜から奥さんが風邪で熱っぽいとか言い始めたものだから、さあ大変。
その夜は微熱だったので(体温計持参)風邪薬を飲んで、寝たんだけれど夜中には39度を超えてしまい、バッファリンと風邪薬の併用となりました。
2月19日
前日からの奥さんの発熱で朝からの予定は全部キャンセルし、なおこ達人にアイウィートさせていただきました。
ファーマシカで買ってあった風邪薬があったので、それを飲もうかとも思ったのですが、解熱剤と併用できるかどうかも不明だったので、NICOS緊急センターに電話して、往診をお願いしました。
NICOSゴールドカードの緊急センターは24時間受付で即対応してくれて、とても助かりました。
細かな症状を伝えて約30分で往診の先生がやってくるすばやさで、イタリアなのに、しかも土曜日なのに、と変に感心した次第です。
症状は伝わっていて、英語も通じたので、問診と触診と、喉や熱を見てもらって処方箋と診断書も書いてもらいました。全部で130ユーロ。
一旦現金で支払いをして、帰国後清算をすればよいという手順です。
帰国後フリーダイヤルに電話をすると、翌々日には手続き書類が届きました。
薬はサンタマリアノベラ駅構内のファーマシカで3種類39ユーロでした。

でも、先生いわく解熱剤を持っているのなら38度を超えたらそれを飲ませなさい、もし、切れているのならこれね。と言うことで、念のために加えてもらったものも含まれています。
肝心の風邪薬は1日1回でよいものを3日分(明日帰ってあさってには日本に着くといったら、じゃあ3日分ねとおっしゃっていました)
と、咳が出るようならと言うことでシロップ。以上3種類。
結局先生曰く、たいした心配は無いとの事でしたので、手元の風邪薬の残りとバファリンを併用しながら丸一日寝ていることで、翌朝には回復することができました。
その間、基本的には看病することにしたのですが、どうしても行きたい手袋屋さん(Madova
Gloves)がベッキオ橋のすぐ向こう側にあると言うことで、奥さんの手袋をサンプルとして持参し、代理購入しに行って来ましたよ。ぼくが。親切なだんなだよね。(あたりまえ、ですね)
親切なお姉さんがお店にいて、このサイズのもので、柔らかなものと、毛皮の付いたものがほしいと言うと、一生懸命探してくれて、お目当てのものを入手できました。
手袋はセールになっていて2つで100ユーロちょっとで買えました。
通常はミンクのついているのがひとつで85ユーロ以上のはずだったので、ずいぶんお得だったようです。
さすがに街中で売っているものよりずっと質がよく、奥さんも大変喜んでくれました。
この手袋屋さんも、日曜日はお休みなので、この日に行っておいて良かったです。
最後にお店のお姉さんが、もしサイズが合わなかったら日本から送ってくれれば変えてあげるからね、みたいな事を言ってくれて、住所と電話の書いたパンフレットを入れてくれました。
この日は夜まで奥さんは元気が無く、食欲も無かったので、スーパーで買ってきたフルーツを食べさせて二人とも寝てしまいました。
従って、フィレンツェでの夕食の楽しみは最初の夜だけで、2日目、3日目とキャンセルすることになってしまったのでした。
(次回リベンジをと思っています)
2月20日
帰国の日、この日は奥さんの熱も下がり、お日様が上がって気温もまあまあ、と言うことで朝食後二人で市内散策。
日曜日なので基本的にどこもやっていなかったのですが、ベッキオ橋を超えてピッティ宮殿とボーボリ公園でしたっけ、へ行って来ました。
公園は空いていてゆっくりと散策ができました。
昨日の手袋屋さんはやっぱりお休みで「買っておいてよかったねー」となった次第です。
で、12時にチェックアウトして空港までは送迎サービス付で快適快適な移動となりました。それも貸切で!
空港はフィレンツェだったので、ものの十数分で到着。
着後、免税手続き(スーツケースにパッキングのため出発地で手続きが可能)
免税手続きはフローレンスの場合スーツケースに詰め込んであれば書類を提出して印鑑を押してもらうだけ、チェックなし。
但し、窓口に人がいることを確認してください、との事でした。
当然そこに人がいる保証は無く、もしいなければ機内持込にしてフランクフルトで免税手続きをするそうでした。
で、リファウンドの窓口も開いていたのでカード入金をお願いして、一件落着。
その間およそ5分でした。
帰りはフランクフルト乗り換えの為ルフトハンザ航空便で2時30分頃フィレンツェを出発し、15分程度の遅れでフランクフルトに降り立ちました。
フランクフルトではまずJALカウンターでチェックインすることを進められていたので、その通りチェックインカウンターへ直行。
エコノミーとエグゼクティブのカウンターがあったので、おとなしくエコノミーのところで順番を待っていたら隣のエグゼクティブカウンターのドイツ人のお兄さんが「こっちでやってあげる」と手招き。
で、ラッキーと思いつつチケットを渡して待っていると窓際と通路側、AとCね!っていうから、真中に人がいるのは困るなぁ、だって新婚旅行だもん。と言うと、ここはAとCしかないの、エグゼクティブを取ってあげたから…
だって。席はエコノミー扱いだけどねーって。
忘れもしない28列のAとC。
エグゼクティブシートはエコノミーの3×4×3とは天と地ほどの違いでした。
まさに、天と地って言う感じですよ。
ほぼフルフラットに近い状態でごろごろ寝られるし、食事モード、通常モード、お休みモードのそれぞれは釦をひとつ押すだけで自動的に設定されます。
なんちゃってのエグゼクティブなので食事はエコノミーなのね。
でもフランクフルト便の日本便はチキンカレーがあるので、満足満足でした。
ちなみに食事だけがエコノミーで、その他の飲み物などは普通のエグゼクティブのものと同じ。
ワインなんかも飲んじゃうとお変わりをどうぞ、なんてどんどん持ってきてくれるし、風邪気味なんで薬を頂戴ってお願いしたところ、お姉さんが手作りでホットレモンドリンクを作ってきてくれたり、飛行途中2時間に1回くらいの割合で気を掛けて見に来てくれたり、まさに至れり尽せりでした。
ちょっと風邪気味なだけなのに。ありがとうございました。
あ、そういえばフライトアテンダントのお姉さんのエプロンもエコノミーの人とエグゼクティブ担当の人とは色が違うのよって奥さんが言っていました。
きっと次回は高いほうに乗ってねって言うことだったのでしょう。
そりゃああんなに快適な思いをさせられちゃうと、エコノミーには乗れないねって思ってしまいますよ。
でも、実際はエコノミーしか乗れないけど(泣)
なぜエグゼクティブに乗れたのかは不明。
でも、ツアーじゃなく二人っきりでチェックインが早くて、人がよさそうだった(?)のと、身なりもきちんとしていた(笑)のが良かったんじゃないのと、勝手に思っています。
でもって、さすがにJALは時間どおりに着くんですねー。
降りるときもさっさとおりられるので、ほぼ先頭集団で入国手続きをして、スーツケースを受け取って、申告するものはありませーん。と言うことで、ケースをあけることも泣く、無事帰国と相成りました。
お疲れ様でした。
ドコモの国際携帯を返却して、マイカーを回送してもらって自宅へゴー。でした。
(おしまい)
(C)2002 Tomohiro Yoshimura